チャリンコ釧路生活

車がないと生きていけない釧路で、自転車のみの生活に挑戦していました。

マリーゴールドとスピッツ

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最近売れているミュージシャンで、
一番気になっていたのが、あいみょんだった。

ビリー・アイリッシュに近い感覚で、
吉田拓郎のようなフォークソングを歌う人、
というのが勝手なイメージ。

一風変わったCDジャケットやファッションも
少なからず興味があった。

特に「マリーゴールド」という曲は、
すっと入り込んできて、いつまでも、いつまでも消えなかった。

CDを細かく聴いてみると、
この曲は「あいみょんスピッツ」をやりたかったのだなと思う。

それはアレンジに顕著に表れていて、
ギターやベースのフレーズがスピッツっぽい。

特に「遥か~」という歌詞から始まるメロディの変わるバースから
ギターソロの流れは、まさにスピッツと言っても過言ではない。

具体的な曲を挙げれば、
空も飛べるはず」「チェリー」「運命の人」あたりだろうが、
スピッツのアルバムを聴き込んだ人なら色々ニヤリとすると思う。

かといって、パクリなのかと言えばそうでもなく、
最終的には、あいみょんのソングライティングの良さが浮き彫りになる。

スピッツへのリスペクトを込めて、
普遍的なポップソングを作るためのテイストなんだと感じる。

草野マサムネが男性の高音に対して、
あいみょんは女性の少し低い声。
どちらも中性的であることが、男女を問わずに共感される要因だ。

情景と息遣いを感じる、あいみょんの歌詞が無意識に残る。

 

スピッツ「見っけ」考察

https://kushiroshiro.hatenadiary.jp/entry/2019/10/23/133241