チャリンコ釧路生活

車がないと生きていけない釧路で、自転車のみの生活に挑戦していました。

N.O.とBLUE TEARS

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電気グルーヴの代表曲「N.O」とジュディ・アンド・マリーの代表曲「BLUE TEARS」には幾つかの共通点がある。そのことを最近になって知り、両者のYouTubeをよく見るようになった。どちらも懐かしい短冊CDを持っている大好きな曲だ。

1994年発売の電気グルーヴの「N.O」は、メジャー3枚目のシングルだが、インディーズのアルバム「662 BPM BY DG」に「無能の人(LESS THAN ZERO)」という別のタイトルで収録されていた。メンバーやサウンドはその後とは少し違う。歌詞も微妙に異なるが、前身バンド・人生の解散で気落ちして書いたという卓球の歌詞は、当時からグッとくる。一般的に知られているバージョンは後からメンバーに加わった、まりんがフォーキーな要素を入れて打ち込んでいる。

タイトル「N.O」はニュー・オーダーにちなんで。インディーズの方がサウンドはそれっぽい。
https://www.youtube.com/watch?v=375g4iFinRQ

発売時期の近いジュディマリの「BLUE TEARS」は、メジャー2枚目のシングル。こちらもインディーズのアルバム「BE AMBITIOUS」に同タイトルで収録されていた。曲調はパンク的でありながら、メタル/ハードロック寄りのメンバーが集まり、ギターがその後と違う。実体験をもとに書かれたというYUKIの歌詞は変わらず、妙に切ない。「めちゃイケ」でもおなじみのバージョンは、TAKUYAの加入でポップな仕上がりになった。個人的には恩田がメインで曲を書いていた頃のジュディマリが好き。

貴重なインディーズ時代のライブ。ダイヤの原石のようなYUKIがキラキラしていて可愛い。
https://www.youtube.com/watch?v=qM7MgyqEuKQ

両者ともにメジャー進出への足掛かりとして、バンドの核となった曲であることは間違いない。レコード会社は同じソニーグループ。デビューシングルではなく、2~3枚目にもってきたことからも、その曲の大切さがわかる。インディーズ作からはよりシンプルに、楽曲に対しての愛情とこだわりが伝わってくる。

 

※お宝みたいな短冊CDは釧路でも大事に保管して聴いている