チャリンコ釧路生活

車がないと生きていけない釧路で、自転車のみの生活に挑戦していました。

シン・仮面ライダー 考察

3月末にイオンシネマ釧路で「シン・仮面ライダー」を見た。
本当はもう1回見て感想をまとめたいところだが、4月も終わりに近づいたので書き留めておく。

シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」は、災害と政治が絡む怪獣映画だったが、「シン・仮面ライダー」は人間ドラマの要素が強い。等身大のヒーローによる生身の戦いで、うるっとさせられるシーンも多い。そして、アナクロではない原作へのオマージュとリスペクトを感じられた。

冒頭から続くバイクシーンは仮面ライダーの原点であり、二人乗りのツーリングは疾走感に加え、ロードムービー感を醸し出す。ダムや貨物駅といったテレビシリーズでおなじみの風景が、スクリーンの画角で美しく切り取られ、怪人(オーグ)も服を着てスタイリッシュに。黄色い着物姿で刀を使うハチオーグのアクションは、「キル・ビル」を彷彿させてかっこいい。

まるで綾波レイのような浜辺美波の緑川ルリ子が終始美しく、本郷猛(池松壮亮)の人間臭さを引き立てる。飄々とした一文字隼人(柄本佑)のポジションもいい。1号から2号へのバトンタッチもスムーズで、続編もあるのかと期待をさせる。当然のごとく賛否両論あるようだが、個人的にはシン・シリーズで一番好みの作品である。

ライダーカードを集めるためにも、もう1~2回は見たい。

 

※「シン・ウルトラマン」を釧路で見る

https://kushiroshiro.hatenadiary.jp/entry/2022/06/20/153308