日本列島はまだ猛暑に悩まされているというのに、
涼しい釧路はけっこう前から夏の終わりを感じている。
寝る前の静かな時間になると、
随分前から愛聴しているこのCDが聴きたくなる。
ヒロトよりもマーシー派だったブルーハーツ。
そのソロ1作目はフォーキーで、センチで、地味目の作品だった。
シングルカットされてマッチも歌っていた
「アンダルシアに憧れて」はアルバムの中では異質な存在で、
全体は多摩・武蔵野の風景と何気ない日常を歌ったものだ。
「風のオートバイ」と「オートバイ」という
似たようなタイトルの曲が入っていたり、
完成度が高いアルバムとは言えないが、
むしろそれがいいのだと思う。
ブルーハーツはあんまり聴かなくなったけど、
このCDはずっと聴いている。
自分の音楽人生にとってなくてはならない一枚とともに、
平成最後の8月が終わる。
※釧路は早くもコスモスが見頃